アカデミー賞主要6部門ノミネートを果たした映画『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された新作『ワンダーストラック』のプロモーションで25年ぶりに来日することが明らかになった。併せて予告編も公開され、デヴィッド・ボウイの名曲に乗せて、2人の少年少女が時代を超えて運命を手繰り寄せていくファンタジックなストーリーの一端が披露された。

 マーティン・スコセッシ監督作『ヒューゴの不思議な発明』の原作者ブライアン・セルズニックによるベストセラー小説をヘインズ監督が映画化した本作。1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズという2人を主人公に、見失ってしまった大切なものを探すため旅に出るそれぞれの物語が交互につづられていく。そんな本作を引っ提げ、ヘインズ監督が3月に来日することに。1993年2月に日本公開された長編デビュー作『ポイズン』での来日以来、実に25年ぶりのこととなる。

 また、生前ヘインズ監督と交流のあったデヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」が流れるドラマチックな予告編が公開。落雷で聴力を失ったベンと母を知らない聴覚障害のローズが紹介される。一冊の本に導かれるように、それぞれの時代でニューヨークへ向かった2人を結びつける場所、そこは『ナイトミュージアム』でもお馴染みのアメリカ自然史博物館とクィーンズ美術館。大自然のジオラマや数千年前の隕石など、特別に撮影が許可された貴重なものも収められている。さらには予告編中盤から、ボウイ本人が大絶賛したラングレー・スクール・ミュージック・プロジェクト(1970年代、カナダの小学生によって録音された音楽プロジェクト)のカバー版「スペース・オディティ」も流れ、2人のファンタジックな運命を彩る。

 少年ベンを『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリー、少女ローズを自身も聴覚障害を持ち、今回が映画初出演となったミリセント・シモンズが演じきった。この2人を支えたのは、ヘインズ監督と4度目のタッグとなるオスカー女優のジュリアン・ムーアに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズという実力派女優たち。2つの時代をモノクロとフルカラーで描き分けるといったスタイルも印象的な本作で、主人公の2人がどのような運命を辿るのか、その行方が気になるばかり。(編集部・石神恵美子)

映画『ワンダーストラック』は4月16日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開

トッド・ヘインズ監督が3月に来日! - PHOTO : Mary Cybulski (C) 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC


(出典 news.nicovideo.jp)