私が大学入学当時、お世話になった受験の神様(師匠)がいて
雅楽師の東儀秀樹さんが製作したCD"TOGISM "で、
「くじらたちのうた」という のを聴かせていただきました。

くじらのうた

米国西海岸で録音されたザトウクジラの鳴き声に
ピアノの伴奏が付 いていて、まるでバラードのようです。
その音程は、正確だしテンポも一分の狂いもありません。
まるで、歌を習ったように「おおらかに」歌い上げてます。


スティーブン・フィッシャーという言語学者の書いた
「言葉の歴史」という本によると、
ザトウクジラは「おそらく霊長類以外で
作曲のできる自然界唯一の生物」だそうです。

同じ地域に生息するザトウクジラは、同じ年には同じ歌をうたい、
ソロ・デュエット・トリオ・合唱をこなす。
そして歌う曲は、人類の言語変化の様式とよく似た
意図的なプロセスを経て新たな要素が組み入れられていくそうです。

しかもこの歌の進化には、
一頭一頭のザトウクジラが関与しているらしい!


 この本を読んでからもう一度CDを聞いてみると、
ザトウクジラが人間に語り掛けているかのように聞こえました。


 「人間よ、なにを小さな事にこだわっているのか?
海を見よ!大海を!大海原にその小さな魂を預けよ!」