テスト

(taka4332/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

大学に入るためには相応の学力が必要。試験に合格した者だけが晴れて入学を許されるのは、当然のことだ。

その一方で、「一定の金銭を払えば入れる」という都市伝説が存在。ドラマでは有力政治家が出来の悪い子供を有名大学に入れるため、関係者に高額な金銭を贈るシーンが流れることも。

そんないわゆる裏口入学は、「あくまでもドラマの中での話」と思っていた人もいるかもしれないが、文部科学省の官僚が実際に行っていたことが判明。ネット民の怒りが爆発している。

■便宜の見返りに息子の合格を要求

事件を起こしたのは文部科学省科学技術・学術政策局長の男(58)。局長は東京医科大学から文科省が運営する「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象選定作業で便宜を図るよう持ちかけられる。

この申し出を受ける見返りとして、局長は自分の息子を東京医科大学に合格させるよう要求。大学側はこれを受け入れ、2018年2月に行われた入学試験で点数を加算し、合格させた。

東京地検はこの行為を「賄賂」に該当すると判断。局長を受託収賄罪で、そして47歳の会社役員を受託収賄幇助容疑で逮捕した。大学側関係者については、これから捜査が進められる模様だ。

■ネット民の怒りが爆発

文部科学省という教育を統括する組織の人間が入学試験の不正を要求し、実際に学生を教える立場の大学がそれに応じテストの点数を加算する。このありえない事件に、ネット民の怒りが爆発している状態だ。





文科省では昨年出会い系バー通いと買春疑惑が報じられ、「貧困調査」と正当化した元事務次官や、組織的な天下りなど、一般常識とはかけ離れた意識と行動が問題視されている。

また、汚職事件も今回が初めてではない。このような状況では、国民の理解は得られないだろう。もっとも彼らは「そんなの関係ねえ」と考えているのかもしれないのだが。

■失った信頼は大きい

局長の行動は教育者として、そして親として著しくモラルを欠いた行為と言わざるを得ない。昨今叫ばれている「親のモラル低下」を表している事件といえる。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「親のモラル」について聞いた調査では、7割が「低下していると思う」と回答。

sirabee20170731oyamoraru2(©ニュースサイトしらべぇ)

今回の事件も「モラルを欠いた親」の起こしたありえない事件。そして要求に応じた東京医科大学側もまた、教育者としてのモラルを欠いていると言わざるを得ないだろう。

多くの学生と教育者を裏切っただけに、文部科学省と東京医科大学が失った信頼は大きい。今後、どのようにして回復していくつもりなのだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代男女1342名(有効回答数)



(出典 news.nicovideo.jp)




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